大文字屋庄兵衛

家祖 西村藤兵衛は徳川譜代の臣であったが家督を 大和国式上郡、西村の庄(現在奈良県郡山市西町)の所領を舎弟にゆずり京都へ移住し大文字山ゆかりの地にその居を定め、商いを家業としたことを以て創始とする
藤兵衛より五代を経た元禄年間西村庄兵衛の代に西陣に居を移し大文字屋の屋号を創設し、初代大文字や庄兵衛と称し練貫の製造を以て家業として元文4年(1739年)2月12月12日夜を去る 爾来7代に至るまで 長子を庄太郎当主となって庄兵衛 隠居して庄左衛門を名のるを以て慣わしとする
家業である練貫製造は其の後代々御所諸大名の求めに応じて7代庄兵衛の代まで営々として継承され 皇太后陛下の御着帯の御儀の折々は御注文があり天皇陛下の御産着のご注文を御納めした後 その技術は加賀(石川県)の小松に移された
現在の帯地製造は8代西村直治が時代の変遷に合わせ西陣帯地の機屋を創業し昭和初年より屋号も大庄機業
と称号をかえ戦時中の休止時代を経て大庄商事(商事部門)株式会社併設 昭和34年10月1日に本来の屋号大文字や庄兵衛の通称大庄を社名とする 株式会社大庄に社名を変更する