作品名 | 紅型帯 |
作家 | 城間 栄順 |
所蔵画廊 | 渡辺 深雪 |
サイズ | – |
制作年 | 不明 |
所蔵年月日 | – |
価格 | 非売品 |
日本工芸会正会員 県指定無形文化財沖縄紅型保存会会長
城間 栄順
しろまえいじゅん
琉球紅型の起源は15世紀頃と言われ、琉球王朝が盛んに東南アジア諸国や中国と 貿易を行っている中で生まれたと言われています。
そして沖縄の高温多湿の気候、風土に育まれ、琉球王朝の繁栄と共に独自に開花した ものです。紅型の「びん(紅)」は「色」を指し、「かた(型)」は「模様」を意味し ます。琉球王朝の保護下、次第に技術も高められ、王族や高官、貴婦人等の高貴な人々 の衣裳、王からの下賜品、冊封使を招宴する宮廷舞踊衣裳などとして、華麗な美を誇 りました。
第二次世界大戦により壊滅的な打撃を受けた首里、那覇では紅型の資料も焼失してしまいました。その中で先祖代々紅型家業を受け継いでいた城間家の城閣栄喜氏と知 念家の知念靖弘氏が終戦後、那覇、首里に戻り紅型復興に取り組みました。栄順氏も 父親譲りの職人気質をしっかりと受け継ぎ、海、魚、珊瑚など人の手に荒らされてい ない綺麗な沖縄の海をモチーフにしたものが多く作られています。